研究室活動について

研究室活動の基本方針

< プロセスデザイングループの役割と方向 >

Process Design Group

これらを実現するために以下のことを普段から実行するように心がけています。

自ら、考え、動く
何を、何故、どうやって、・・
与えられた課題をただこなすだけでなく、学生自ら研究計画の立案をします。
何を・・・、何故・・・、どうやって・・・というプロセスの繰り返しを心がけます。

出口(ニーズ)からの発想
状況把握、課題発見、実現したときの社会的意義の理解

技術の高度化は確かに重要ですが、その技術が何のための技術であるかを同時に考える必要があります。
学術論文だけでなく特許調査などによる、研究対象の状況把握、課題発見、実現したときの社会的意義の理解が研究の出発点です。

ベースは研究者・技術者
科学的理解とアプローチ

ビジネスエンジニアリング専攻の学生は経営や経済の勉強もしますが、学生のベースはあくまでも工学に携わる研究者・技術者で、
科学的理解とアプローチをもってプロジェクトを遂行します。

体験学習
企業、他大学、学内他部門との共同研究

社会の動向を良く知るために、積極的に学内他部門や他大学、企業などとの共同研究を推進します。
学会発表に限らず、関連した研究開発を行っている企業に出かけて討論し、社会的な評価を求めるようにします。

ホウレンソウ
報告・連絡・相談

リーダーとなるべき人材には知識だけではなく、人間性・社会性が必要です。
報告・連絡・相談はその基本で、当たり前のことですがその励行を心がけています。

研究の概要

我々の研究大きく分けて以下の2つのテーマに分けられます。

ただし、下記にとらわれることなく、自身の興味や課題意識に沿って、研究の企画から実践までを主艇的に遂行することを奨励しています。

< 産業・製品構造の変化に対応した製品のデザインとビジネス戦略 (上西グループ)>

国際的な競争下にあるこれからの製品開発においては、製品の性能・コストだけではなく、顧客にあわせた最適なサービスを提供することが必要になります。また、自社開発だけに頼ると、その開発スピードやサービスの質に限界が生じます。サービス・製品・技術の3層連携をいかにすべきか、その製品デザインとビジネス戦略、研究開発のあり方を考察します。

主な研究テーマ
・製品のサービスを付加した製品・ビジネス戦略
・Life Time Value向上のための製品開発とビジネスモデル
・製品のコモディティー化防止のための、イノベーションと価値の伝達方法
・プラットフォーム形成のためのマーケティング戦略とそれに対応した製品開発
・技術と市場から見た寡占形成メカニズムの考察
・各種経営手法が生産性や企業の競争力向上に及ぼす影響

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< 革新的ガラス材料の開発とデバイス化 (篠崎グループ)>

ガラス材料は構造がランダムであるために機能性、特性に限界があったが、このランダム構造の中に秩序性を見出したり、ナノスケールの不均質を設計することにより、ユニークなガラスを開発する。新しい材料設計を基盤として、力学特性やフォトニクスなどそのデバイス化までを見据えた幅広い技術展開を試みる。材料合成から評価までを一貫して行い、PDCAサイクルを構築しながら機能性の向上と、そのマテリアルデザイン指針の構築を目指す。

主な研究テーマ
・原子スケールでの非晶質構造の解析と各種機能性との相関を解明
・マルチスケールの材料力学設計に基づく超高強度ガラスの開発
・超高効率蛍光ガラス、アップコンバージョンガラスの開発
・アップコンバージョンガラスファイバー/微小球化の新規プロセス開発
・複合化、集積化、および太陽光発電適応の検討

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