研究テーマ
高速PCR技術を用いた微生物の現場検査
- ハンドヘルド高速PCRを用いた動植物ウイルスの現場検出技術の開発
- 既に開発した持ち運び可能な小型高速PCR装置を用いて、農畜産の現場で甚大な被害をもたらす病原体に対する迅速現場検査技術の実現を目指します。
- 高速PCRとナノポアシーケンサを用いた環境DNAによる生態系の研究
- 小型高速PCR装置や手のひらサイズの次世代シーケンサを用いて、各地の水質等に含まれる環境中のDNAから生態系の分布を調査します。
- 大気中微生物捕集流路デバイスの研究開発
- 大気環境や呼気から新型コロナウイルス等を早期発見するために、エアロゾル捕集用の極微細なマイクロ流路の研究をしています。


高速PCR技術と応用製品例

鳥インフルエンザウイルスの現場検査
局在表面プラズモン共鳴(LSPR)型バイオセンサの研究開発
- 核酸抗体(アプタマー)固定化LSPRセンサの開発
- ナノ構造を用いて分子結合による屈折率変化を高感度に捉えるLSPRセンサに、標的分子に対して結合と解離のバランスに優れたDNA(アプタマー)を固定化し、生体成分を連続的かつリアルタイムに計測可能なバイオセンサを開発する。
- 汗連続採取流路デバイスの開発とLSPRセンサとの統合
- ストレスマーカである副腎皮質ホルモン(コルチゾール)を汗からリアルタイムに計測するため、汗を連続的に採取するマイクロ流路構造をデザインし、LSPRバイオセンサと組み合わせることで定量的なストレス評価技術を確立する。

楕円ナノピラーアレイ

ナノピラーアレイにおける電場増強

血栓症マーカーの定量