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研究紹介

近年では、事が起こってから計画づくりを開始するのではなく、むしろ「まちづくり」の基本として、日常的に身近な環境の将来のあり方を検討しておく「持続的まちづくり」の必要性が強まっています。

加賀・武田研究室では、このような認識の下に、下記の研究を進めています。

 

街に人びとを誘い、街の活性化を目指すまちづくり
都市地域の現在の姿は、長い年月の間に積み重ねられた都市地域を構成する要素の多様性とそれら相互の複雑な作用の結果として表れていますが、人それぞれによって都市地域のどのような部分に魅力を感じるかが異なっています。そこで、人びとによる賑わいを誘発する都市地域の構造や備わるべき構成要素、活性化を目指すデザインとマネジメントのあり方を考えます。

 

市民参加型でデザイン・マネジメントするまちづくり
都市地域空間をデザイン・マネジメントするには、住民と行政さらには都市計画の専門家など様々な視点が必要になります。そこで、このような多様な視点による協働まちづくりを支援する仕組みを考えます。特に、地理情報システム、ソーシャルメディア、バーチャル・リアリティ技術などの情報ツールを組み合わせるのが特徴です。

 

地域の現状や問題点を学習・発見し、将来の課題に取り組むまちづくり
市民セクター等が提供する社会サービスを含めて、「公共」をより広くとらえる「新しい公共」の考え方の登場がみられます。まちの課題やすぐれた点を学習・共有し、将来のまちづくりに活かしていくために、市民主体のセクターなどが担うまちづくりのあり方を考えます