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BE専攻とは
育成する人物像

理念

【新しい新技術知のビジネス展開】

我が国の社会・経済の持続的発展のためには,機能や利便性がモノの価値(物価)を決めていた20世紀の規格大量生産時代から脱却し,個人の好みや満足度を満たすために施された知恵がモノの価値(知価)を決める時代(知価社会)への変革が急務です。 人間生活に関わる物財・情報から都市・地域環境までも含めた「モノ造り」に関して,技術者・利用者の知である「技術知」をデザインすることが必要です。異分野融合・連携を含めた新しい工学的研究開発から経営学的戦略構築を行い,「技術知」を用いて社会や経済の活性化に貢献できる人材を育成することを目的としているのがビジネスエンジニアリング専攻です。

修士(工学)と修士(経営学)

【工学と経営学 、2つの修士号取得へ】

― 企業において知価社会で通用する新規事業戦略をデザインできる研究開発・事業企画リーダー ― 新産業分野を創出できるベンチャー起業家 ― 工学の新しいコンセプトを提案できるオピニオンリーダー ― 個人の好みを満たせる新しい都市環境を生み出す行政などのポリシーメーカー といった人材を輩出するため,技術に対する知識と経営センスの両方を有し,技術経営(MOT:Management Of Technology)に精通する人材を育成します。これにより,3年間で修士(工学)と修士(経営学)の2つの修士号を取得することが可能です

教育目標

【学位プログラム「ビジネスエンジニアリング」】

大阪大学および工学研究科の教育目標を受けて、学位プログラム「ビジネスエンジニアリング」では以下のとおり教育目標を定めています。

学位プログラム「ビジネスエンジニアリング」は、機能や利便性がモノの価値(物価)を決めていた20世紀の規格大量生産社会を脱却し、多様な個人の好みを満足させるように込めた知恵がモノの価値(知価)を決める知価社会への変革が必要との理念に立脚しています。高度な工学的専門性と経済
・経営に関する知識を兼ね備え、異分野の融合・連携により工学的な研究開発や経営学的な戦略を企画
・遂行できる「技術知」を身に付け、社会や経済の高度化
・活性化に貢献する人材の育成を目標とします。

博士前期課程での教育においては、専攻の掲げるこの理念のもとに、
・工学における世界最先端の専門的知識とそれを適用するための深い思考力
・経済および経営に関する基礎的な知識
・工学や経営学を実社会に役立てるための考え方や方法論に関する知識と行動力
を身につけます。

博士後期課程においては、さらに
・社会の未来を予見し、それに対応した研究開発を自らデザインし実践する能力
・自身の研究開発の成果を実社会に適用し展開する能力
を身につけ、社会や経済の活性化に貢献するリーダーを育成します。

特にビジネスエンジニアリング専攻は、プロジェクト研究などに少人数グループで取り組むOJE型演習(On the Job Education)を、工学研究科の他専攻や経済学研究科、さらに民間企業との連携を通じて実施しています。これにより、消費者ニーズに対応するため多様な知恵を盛り込んだ、ものづくりを含めたソリューションを提供し、持続可能な社会づくりに貢献するリーダーを育成し、世に送り出すことに注力しています。